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2006年10月

7千段の石段を越えて,道教の聖地「泰山(TAISHAN)」を行く(後編)~中国山東省の世界遺産

なにせ最初にここ泰山で天と地に感謝する儀式(封禅:ほうぜん)を行ったのは紀元前219年の始皇帝というから、とてつもなく歴史のある場所なんです。始皇帝と時間は共有できないけど、場所だけでも共有できて大感激です。 ※写真をクリックすると拡大表示します。

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唐玄宗(奥さんは楊貴妃)が書いたと言われる千字碑。700年代

ここにもいっぱい落書きが、ではなく、石に刻まれた文字が。楊貴妃の旦那が書いたらしい。封禅の儀式のことを書いてあるらしいのです。楊貴妃がいたのは平安京の時代、旦那は唐の王です。あまりに保存状態がよいので、とても1,300年前のものと思えません。

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こういうのを地平線というのか。大陸って大陸なんだと改めて思う。 道教関係らしい寺院群。
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軍事施設かと思った。通信施設には最適の場所です。(玉皇頂より) 孔子廟とあるが、ここだけにそれがあるのかどうかは勉強不足で知らない

ネットで検索すると、恐ろしい数の観光客で山頂が埋まっているような写真もあります。皇帝の儀式もそうですが、その前の準備や建築など、おそらくものすごい数の人夫や職人、商売人、僧侶がごった返していたことでしょう。

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うねっている様子や瓦がまるで龍の鱗みたいだなあと思っていたら、脚があるじゃないか。おっと、先っちょに頭があるじゃないか。赤いリボンがチョット可愛い。
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ロープウエイ。もちろんのぼりにも下りにも使える。 ロープウエイの窓から見た参道。ああ、あれを登ってきたのか・・・

山頂の参拝が終わって、同じ道を駆け下っても良いが疲れたおじさんはやっぱりロープウエイ。でも、のぼりは多少無理をしてでも時間がかかっても脚で登りたいものです。参道の遺跡も石段も泰山だし、歩いて登ることも泰山だ!という気がします。なにげに「行こう!」ということになった泰山ですが「ちゃんと勉強していけばもっと泰山できたのに」と反省です。

(後半終わり) →泰山前編へ 

写真:2002年10月 CANON Powershot S2IS ※下はGoogleEarthで見た泰山の山頂付近。(左手が参道)

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7千段余の石段を越えて、道教の聖地「泰山(TAISHAN)」を行く(前編)~中国山東省の世界遺産

中国は泰山(タイシャン)、青島(チンタオ)の西方、斉南(ジーナン)の南泰安市(地図)にあって、道教の5つの聖地(五岳)中もっとも尊い山だそうです。標高1545m、頂上までの石の道・歴史的書家の彫られた巨石群、空中都市のような頂上付近の楼閣群などなど、世界遺産に指定されている山です。※写真をクリックすると拡大表示します。

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かなり登って来たところで、遙か遠くにゴールの「南天門」を望む。

道教というのは中国3大宗教のひとつらしい。そんなことも知らずにひたすら登る1545m。たかだか?とんでもない、スタート地点は0mに近いので真水1500mることになるのです。途中、渓谷の岩盤一面に華厳経が彫られた経石は、中国人の全く手抜きの無い根性のすごさを感じてしまいました。

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生のキュウリやトマトを打っている売店。キュウリは癖のない国内物と違い青っぽい味がした。 中腹の売店。デジカメの乾電池を買った。
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日本でも時折見かける錠の願掛け。向こうの赤い布が目に突き刺さるような赤だ。 記念撮影のポイントなのか、代わる代わる写真を撮っている。予習してないのでさっぱりわからない。
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南天門を背に、最後の難関「摩天雲梯」を振り返る。水平1kmで400mを登る急勾配。

「摩天雲梯」は45度はありませんが、実際に登ると膝が胸に付くほどの傾斜に感じます。角度が急なため、すぐ目の前に石段があり、そこに手をついて這って歩くほうが楽かもと思っていまします。40代のうちに行っておいて良かった。「レイラー、レイラー(しんどい)」と言ってみよう。中国の皆さんと共感できるはずですよ。(唯一覚えた中国語)

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やっぱり這って登っているよう。お年寄りにはめちゃくちゃきつい勾配 南天門の裏側。線香の猛煙。ここでゆっくりしたいが天候によっては一気に汗が冷たくなる。

約7千段の石段を登り南天門をくぐれば、そこは空中都市。アニメ「千と千尋の神隠し」で千尋の両親がブタになった街を思い出しました。日陰には枝中に氷の張り付いた木があったり、ここでの暮らしは厳しそう。

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土産物屋や宿屋のならぶ通り。この周囲には相当数の道教関連の寺院や関連施設、廟などが立ち並ぶ。
Tashan10 中国に来たみたいだ!と当たり前のことを当たり前に感じてしまう非国際人。でも、欧米系観光客の中にあって、少しカンバンの意味が理解できるという優越感に浸ってしまいました。・・・う~んやっぱり非国際人。

おっ、皆もう少し高い方へ行くようです。そうそう、ここは海岸都市チンタオから400Kmの内陸。1500mを越える独立峰だ。巨大な中国大陸をこの目で感じてしまおう!東京ドームのマウンドに立つ蟻さんの気持ちになれるかな? そんなちっぽけな比喩は上原投手に踏みつぶされてしまうのか???

後半へ続く) 写真:2002年10月 CANON Powershot S2IS ※写真をクリックすると拡大表示します。

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