« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »

2008年2月

京都で新生活の学生さん、京のバイトはこれでしょ!~平安神宮応天門前・本願寺・不動堂

小雪が舞う平安神宮応天門の前に、幕末から平静にタイムスリップしたような新撰組隊士。気のいい彼は観光客の求めに応じポーズをとっています。「泣く子も黙る」「鬼より怖い」とおそれられた新撰組も、山形模様の羽織は京都土産の定番、新撰組隊士の墓も参る女性が絶えないとか。

Rimg1495_2
平安神宮応天門前(この日はミニ市がたっていた) 地図
Rimg1426
小雪の西本願寺の太鼓楼、壬生の次に、ここを新撰組が屯所として使っていたことがある 地図
Rimg1456
不動堂明王院(旧不動村)新撰組最後の屯所があったと言われている 地図

新撰組は壬生狼(みぶろう:狼のように凶暴な浪人集団)と呼ばれ、壬生村を本拠としていたのですが、手狭になり長州藩と縁の深かった本願寺をあえて次の屯所にしたようです。さらに本願寺がカネと土地をだし不動村に建設したのが最後(まぼろし)の屯所です。大名屋敷のような立派さだったそうですが官軍にぶち壊されてしまい、今は詳しい場所もわからないようです。不動堂は京都駅ビックカメラのすぐ近くにあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

京都市内 明治・大正生まれ煉瓦造りの水力発電所~京都市左京区

京阪電車丸太町駅から東へ4~500mほどの疎水に、大正3年生まれの現役の水力発電所「関西電力夷川(えびすがわ)発電所がある。ネット上にもいくつも写真がアップされているので、こういう近代化遺産に注目されている方も多いのだと思う。地図※写真をクリックすると拡大表示します。

Ebisu_hatsuden
岡崎公園の前を西に流れる疎水路を流れる水で発電。300mほど下れば鴨川

琵琶湖の水を使い現在300KW(発電機や水車は平成4~5年に取替)の認可出力を持っているという。市電[京都電気鉄道]が明治中期には市内から伏見まで開通するなど電力需要は急上昇。ちなみにそれに似ているが、今日自分が利用した京阪電車(京阪電気鉄道)は、渋沢栄一を創立者とし明治39年11月設立、同43年4月には、京都五条と大阪天満橋間に電車を開通させたらしい。日本中にバイタリティーに満ちあふれていた時代を感じる。

Ebisu_daimonji Ebisu_koen
水門のポールの間に、雪で描かれたの大文字が見える。 送り火で赤く染まるのは半年後。 京都の近代化が加速し、蹴上発電所だけではまかなえなくなって建設された。大正3年4月竣工。

琵琶湖疎水の水で最初に発電を行ったのが下の[旧]蹴上発電所(けあげ)だ。地図蹴上発電所も操業を続けているが、下の建物は発電施設としてはもう使われていないよう。この時代の建物やトンネルの出入り口付近には“思いを込めた文字”の書かれた銘板がよく見かけられる。下の写真では丸窓の下、気に隠れて見えないが「亮天功(てんこうをたくす)」とある。どういう意味だろう。

Keage_hatsuden
明治24年に運転を開始しているらしい。ここで稼働したペルトン式水車とスタンレー式動力用発電機は琵琶湖疎水記念館に展示されている。

日本に於いて、レンガづくりの建物が造られた時代は短い期間に特定しやすい。相当シッカリ作らないと地震に弱いという弱点によるモノだそうだ。近代化がスタートし欧米化が始まった明治の頃から大正末期の関東大震災ぐらいまでだ。それ以降は、セメントづくりの建物の時代になっていく。

Keage_side Keage_suiro
2,3階分の高さがある1階部の窓。1階の巨大スペースで何基かのタービンが回っていたのだろう。
水路式発電用の導管のように見える。管はインクライン(傾斜鉄道)跡と併走し下りここに導かれている。

なので、京都のように古い時代から人口の多かった都市、殖産興業の対象と成った事業拠点、明治時代の重要軍事施設などに煉瓦造りの建物やトンネルが残る。自分たちが子供の頃、おばあさんといえば「明治生まれ」がスタンダードで、明治とのつながりがそこにあった。今途切れかかっている明治とのつながりを探しながら、古きを訪ね新しきはわからなくても、今にどうつながってきたのかをよく知りたいと思う。

Photo:CANON Powershot G9, RICOH Caplio GX100 ※写真をクリックすると拡大表示します。

 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

寒空にズボンを脱いで水浴びしているような古い橋~聖護院蓮華蔵町白河南殿跡近く

今年は土日に雪が良く降る。そんな寒い日に余計に寒くなりそうなこんな橋を見つけた。まるで、ズボンを脱いで冬の川につかっているような鉄の橋。大正十二年三月竣工とある熊野橋だ。※写真をクリックすると拡大表示します。

Img_5377
鉄骨丸出しの無愛想な造り。でも何かがんばってる雰囲気がある。

なんの飾りっ気もなく、華の京都のど真ん中、疎水の水の上に大正時代から立っている。右に300m行けば平安神宮。「熊野橋」とある親柱のすぐ左手は昔白河上皇の院御所となっていた「白河南殿」の石標がある。

Rimg1486 Rimg1490
熊野橋、大正12年3月竣工とある 真っ茶色にさび付いた欄干。

ここから数十m東(岡崎公園側)には、大正2年5月竣工の徳成橋があるが、現在は親柱のみが橋の脇に立つのみだ。

Rimg1488 Rimg1489
徳成橋。もう一対の親柱はこの左手、道路の向こう側にある。 大正2年5月竣工とある。

この徳成橋ができたたぶん翌年、第一次世界大戦が勃発する。上の熊野橋ができた年の9月には関東大震災が起きている。大変な時代に生まれた橋たちがここにいる。親柱だけ残る成徳橋も、おそらく長く地域の住民に愛され親柱だけでも、と残されたに違いない。

Photo:RICOH Caplio GX100&CANON Powershot G9 ※写真をクリックすると拡大表示します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

雪の中に春が顔を出す・・・石峰寺の雪梅と石仏

今年はよく雪が降る。今日は久しぶりに雪の舞う中、庭木の手入れをしたが枯れ木の様に見えてシッカリ新芽が枝々に育っているのがよくわかります。石仏で有名な石峰寺(京都市伏見区深草)の三門にもこうして白梅が咲き始めています。

Img_5192
石峰寺(伏見区深草)の三門に咲く白梅

梅の香りをかぐとカラダに春スイッチが入るような気がします。が、季節はやはり冬。空気の冷たさと手をぬらす雪の冷たさは堪えます。ところが石仏をゆっくり見るにはこの季節が絶対おすすめです。

Img_5150 Img_5154
Img_5149 Img_5162

前回は11月におじゃましたのですが、晩秋といえどもここはヤブ蚊がすごい。石仏群の立派さには感心したのですが、なにせヤブ蚊が気になってゆっくり一つ一つのお顔を拝見できないのです。ところが真冬のこの季節、ヤブ蚊は皆無!(当たり前)。寒さとヤブ蚊と比べて耐えられる方で訪問時期を選べばよいでしょう。

Img_5133

唐風の赤門も雪の中で見ると雰囲気が違います。この日数百体の羅漢さん、じっくり2時間かけて見て回りました。ユニクロのフリース下着とカイロ4枚貼りは強い味方でした。

Photo:CANON Powershot G9 ※写真をクリックすると拡大表示します。


| | コメント (0) | トラックバック (1)

レトロモダンか単に古いだけか・・・こんなの普通にあったっけ「〒マークの瓦」の郵便局~京都府城陽市

ああまた古い建物か~・・・って、そう、古い建物シリーズです。(いつからシリーズ化?) 未だに実家のオフクロ様は「国鉄」と言い続けているし、首都圏ではまだ「国電」というヒトも見かける。「電電公社」や「専売公社」はあまり言わなくなったけど、JR,JT,JP,NTTなどかつてそんな名前だったなんて知らないヒトも増えてきてるんだろうなぁ・・・と、ノスタル爺さん化。※写真をクリックすると拡大表示します。

Old_yubinkyoku
城陽市長池郵便局の隣にある建物。この右が現郵便局

この古いたぶんかつては現役郵便局だったと思われる建物は、瓦が可愛いのです。で、下にアップにしてみました。このマークですよ。郵便といえば。

Yubin2 Yubin1 Yubin3
てっぺんのです 屋根の先っちょ。  入り口ひさし部分

そういえば昔、縄跳びで「ゆ~びんやさぁ~ん、おはようさん。・・・・拾ってあげましょ1枚2枚3枚・・・」ってこんなのありませんでしたっけ。配達郵便を道にばらまくドジな局員もいないと思いますが、今の子供たちに歌になるほど注目されているかなぁ。今ならコンビニ店員とかマクド屋さんとかが縄跳び歌になりそう・・・でもなってないのは縄跳びなんかで遊ばないからだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

京都市内のレトロモダンな建物2棟~西本願寺ちかく(東側)

京都の裏通りを歩いているとけっこうつぶれかけの瓦屋が多いことに気づく。華やかな観光地京都と古さを重ねる町京都の谷間で人知れずつぶれていく・つぶされていく建物もきっと多いのではないでしょうか。西本願寺東側の細いとおりで見つけた3つの建物を掲載します。(場所) ※写真をクリックすると拡大表示します。

Rimg1444
油小路七条上米屋町。まさにたぶん取り壊し工事中。本願寺関係の建物のよう。左の工事車両は切り返しを繰り返しながら出ようとしている。右にも3台ほど車両があって撮影できない。
Rimg1450
「オールウェイズ3丁目の・・・」に出てきそうな建物。丁寧にリニューアルされシッカリ現役 (同じく米屋町)

最近、産業遺産ではないがこういう古い建物に興味がある。まだこんな建物を見ても「見たこともないぐらい古いなあ!」とは思わないが、着実にこうした建物は姿を消している。京都は歴史もあり空襲も無かったおかげで、けっこう昭和初期頃の建物が多く残っているようだ。

Rimg1400 Rimg1409
工事用の白塀で遮られている正に取り壊されようとしている中学校校舎
「成徳中学校」だろうか・・・このホームページには蔦が絡まる現役時代の校舎が!緑の蔦がステンドグラスのよう

子供の頃には普通にあった建物で、古くなったし珍しくもないからどんどん無くなっていってあたりまえ。なくなりきったらただ忘れ去られるだけ。颯爽と市中にデビューした頃はきっと羨望の的、多くの夢や楽しみを包んできた建物なのだろう。先にアップした奈良女子大の建て替え問題のように、我々古い人間のノスタルジーなのか?文化遺産なのか?はたまた若い次世代のためにはどうなのか?・・・ 残せば金もかかるし危険性も増す。やっかいな古ぼけた建物たちは今日も都市の空間からひとつまたひとつと消え去っていく。※写真をクリックすると拡大表示します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

絶品!京都の菜奈良漬け?「都錦味醂漬」~田中長奈良漬店/京都市下京区綾小路

今日ゲットのお品はこれ!って・・・奈良漬けでしょコレ。いや、奈良漬けのようでいて奈良漬けでない「京都の奈良漬け」その名も「都錦味醂漬(みやこにしきみりんづけ)」です。名前の通り、奈良漬けに味醂の柔らかみがうまくとけ込みまろやか、お酒でもご飯でもサラダでもサンドイッチでも何でも合うかもー!みたいな絶品です。

Kyonishiki
これは嵯峨野キュウリの味醂漬。味醂粕を洗ってしまうのが惜しいのです。でも普通洗う

つけているのは田中長奈良漬店(下京区)、寛政元年の創業というから、田沼意次や松平定信の時代ですね。もともとは味醂(みりん)の醸造を生業とされていたようですが、その特製味醂粕を使って作ったのがこの「味醂漬」なんだそうです。野菜の収穫、何度かの漬け替え・・・約2年がかり!?

Rimg1393 Rimg1394
四条駅から綾小路を少し行くとこのカンバンが 今日はすいかときゅうりの京錦味醂漬をゲット!

たしかに、元祖奈良漬けのツンとした粕・漬け物!という感じがやわらかくまた甘味もさわやか。歯ごたえもシャキッと均質、そう均質。繊維感や皮筋感が全くないのです。

Kanshoku
あ~、残りわずか。この残った粕もちびりちびりナメながら・・・。ビンボったれ、洗って食え!やだっ!洗わん!

というわけで、バレンタインデーに女房からもらった義理吟醸でいただきました。最高!味醂粕を洗うのももったいなく、漬け物が無くなったらその味噌に似た塩粕をちびちびなめながら・・・くいっ・・・これ結構いけるんです。ちなみにもう少し発酵を進めた方が好きな方は、粕をつけたまましばらく保存すると良いそうです。今日は、「きゅうり」と「すいか」を買ってきました。すいかは味醂漬用の一握りぐらいの大きさ。キュウリしか食べてないのでこれ明日の楽しみ。あと「しょうが」や「だいこん」「なす」もちろん「うり」などあり、たぶん今年中に全部制覇することになるでしょう。楽しみ!

Photo:RICOH Caplio GX100&CANON Powershot G9 ※写真をクリックすると拡大表示します。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

雪景色の伏見稲荷大社~雪もまたイイナリってコロ助かい/伏見区深草

京都南部に珍しく昼間に雪がどんどん積もっていく2月の休日、千本鳥居で有名な伏見稲荷大社に行ってきました。伏見あたりは湿った雪が一日中降り続くような天気で、足下はシャーベットアイスで靴はぐちょぐちょでした。

Fushimi_kitsune
お稲荷さんの使いキツネは宝玉をくわえているらしいが巻物のようにも見える。

ウィキペディアには「稲荷神を祀る神社を稲荷神社(いなりじんじゃ)と呼び、日本各所にある神道上の稲荷神社の総本社は京都市伏見区にある伏見稲荷大社である。」とあります。おいなりさんは全国3万社、その総本山がここです。

R0011501 R0011520
伏見稲荷大社の本殿 本殿から千本鳥居へ向かう道
R0011507 R0011516
キツネの顔を自分で描く絵馬。個性が出る。 この石段を上がってすぐから千本鳥居が始まる。

稲荷神のお使いがキツネで、キツネの好物アブラゲをお供えするようになったことから、アブラゲ関係の料理を稲荷と称するようになったと言います。稲荷神社に行ってお詣りするとき狛犬のかわりにキツネがいますが、きっとこれを稲荷神として拝んでいるヒトが多いのでしょう。(ちなみに自分は宗教何も無しなので神社仏閣で拝んだことがありません。)

R0011503
弧を描いて並ぶ朱の鳥居「千本鳥居」 実は全山で1万基あるらしい。

ところで、この鳥居って何だろう・・・「鳥居(とりい)とは神社などにおいて神域と人間が住む俗界を区画するもの(結界)であり、神域への入口を示すもの。一種の「門」である。(ウィキペディア)」とあります。朱は魔力に対抗する色なんだそうです。江戸時代から奉納が始まり現在では全山1万基を数えるにまで。(って誰か数えているんだ!)

R0011505 Fushimi_torii
鳥居の数は時代を超えて信仰され続けたことを示す 山を登りながら幾筋もの鳥居トンネルが続く。

神道のことはよく知りませんが、鳥居をくぐるときは軽くお辞儀をするのが良いという記述も見られます。千本鳥居の場合相当クビ・腰の負担を考慮する必要があります。なお、参道の中央部は「正中(せいちゅう)」と呼ばれ神の通り道なので中央部は避けて歩くのが神に対する礼儀とされているようですよ。 何にも知らずに神社仏閣ごっちゃにして歩き回っています(^o^)・・・反省 (参考:「神社と神道」)

Photo:CANON Powershot G9, RICOH Caplio GX100 ※写真をクリックすると拡大表示します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

温盛りせいろ蕎麦よりも建物に満腹したわたし~「そば処 ちく満(ちくま)」堺市宿院西1丁

昼時だったので堺市のフェニックス通りのホカ弁屋でナンチャラ御前とかいう弁当を買い「千利休屋敷跡」を探していると妙な建物に出会った。「な、なんじゃこれりゃぁっっっっ!」 嗚呼なんと今日はちぐはぐな一日、そこは有名な蕎麦屋だという。

Chikuma_zenkei
どこが蕎麦やへネン。どう見ても工場か倉庫だっしゃろ・・・そりゃ、正解のような不正解のような・・・

左右の古ぼけた建物は製粉製麺の工場らしい。建物が建った順番はよくわからないが、空中回廊の下スペースが2階建ての店舗のよう。左右のコンクリート建物は元々独立して建てられたのだろう。空中回廊のとって付けた感じがなんだか「千と千尋神隠し」湯屋「油屋」の裏っぽくてすばらしい。

最寄り駅は阪堺線宿院 ちく満のすぐ近くが千利休の屋敷跡
路面電車の阪堺線宿院の駅(市内1回200円) 忘れ去られたような千利休の屋敷跡
Chikuma_ura Chikuma_omote
これは裏側、中央部が店舗というのがよくわかる。利休屋敷跡もこちらの通り側にある。 2つの工場棟がそば屋の店舗をまたいでいる。2棟を行き来するなら・・・失礼!とまたぐのが効率的

ああ、このぜんぜんまずそうで優雅さのカケラもないそば屋(創業は元禄らしい)にひっきりなしにクルマで客がやってくる。ホカ弁持ったまま入りたい衝動を抑え、近くの公園で一人寂しく昼メシをくった。(~o~)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

頓珍漢じゃ打てない刃物、トンテンカンと古式で打ち物 /「堺刃物祭り」大阪府堺市

堺市で「第21回堺刃物祭り」があるとHPで知り出かけてみました。会場は堺市のじばしん(財団法人堺市産業振興センター)、南海高野線中百舌鳥(なかもず)駅、または地下鉄御堂筋線なかもず駅すぐ。由緒ある地名かもしれんけど地下鉄の駅名の方が親切ですね。※写真をクリックすると拡大表示します。

R0011550_1 R0011552
会場は「じばしん(地場振興)」 南海電車中百舌鳥駅すぐ さすが刃物祭り、大量の刃物の展示即売。
Img_5227 R0011558
価格もさることながらこの種類の豊富さは圧巻 刃物の修理なども行われている
R0011555x
R0011564x
職人さんたちによる家庭の刃物の研ぎなおしサービス。長蛇の列が おぼろ昆布作りの実演。刃物の切れ味!

かに汁(\200)をすすりながらぼんやりしていると、入り口のほうで古式にのっとった刃物打ちが始まった。途中、わずかな火の粉が飛んで司会の女性のはっぴの袖が燃え上がるというアクシデントがあったが事なきを得ました。

Img_5279
伝統を守って古式を伝えている堺市の職人の皆さん。「トン・テン・カン!」

ただの金属の棒が、トンテンと叩いているだけで菜切包丁のカタチになっていきます。堺の刃物は、もともと特産のタバコの葉っぱを刈り取る道具からスタートしたそうです。岐阜県関市(こっちの刃物祭りは10月らしい)など他府県にもこうした刃物の産地がありますが、それぞれ刃物を必要とした何かfが最初にあるのでしょう。

Img_5243 Img_5267
火入れの儀。鉄を打ったときの熱を利用して種火を作る。引火点の低い硫黄を染み込ませた紙を媒介。 左手はフイゴ。手にした棒をピストン運動し風を送り火力(温度)を調整する。
Img_5271 Img_5286
赤熱する鉄の棒。地金と鋼を融着させていく 菜切り包丁のカタチが見えてきた。

「とんちんかん」の語源は、職人さんが方がリズム良く槌を打つ様子「トン・テン・カン」からきていて、トンテンカンとならないリズムの悪さ、ちぐはぐなやり取りなどをいうようになったそうです。頓珍漢といえば、この職人さんの熱意は伝わってきたが、堺市として観光への取り組みはちょっと頓珍漢だと感じました。

Img_5304_2 Img_5317
堺市役所(堺東) この21階が展望スペース 街路樹が美しいフェニックス通り。広くてまっすぐ

ここ中百舌鳥駅から電車で少しいくと堺東駅、その駅近くが写真の市役所です。この21階は展望台があって堺が一望できるそうです。「せっかくだから仁徳天皇稜でも上空から見て帰ろう」と思い市役所へ行ったら、なんとこの3連休工事中(T_T)。 観光地ならこういうこと絶対にやらないよなぁ~と思いながら、気を取り直して「刃物のことをもっとよく勉強して帰ろう」と路面電車で「堺HAMONOミュージアム」へ。が、「刃物祭りのため臨時休館します」・・・はあっ!? 刃物祭りを一所懸命やるのは結構だけど、そんなこと知らずにやってくる観光客がいるとは思わないのかぁ。地元だけで盛り上がってれば。
 堺市はでっかい道路や立派な公共施設など都市整備が相当充実している感があり、橋下新知事の下、財政再建に取り組む大阪府下の都市の中ではかなりリッチに見えます。今回も観光課にメールでパンフ請求をしたら即刻送られてきて市のサービスもしっかりしていると感じました。観光パンフの巨大で豪奢な絵地図2枚、でも実際行ってみると「詳しく描いておいたから勝手に回ってよ」という感じのよそ者疎外感。整備された巨大でまっすぐな通り、広~い歩道をテクテク歩くなんとなしの疲労感。真冬とはいえ2月の3連休に「工事中」「臨時休業」の紙一枚。ここはビジネス都市、観光で来るのはもういいかなぁ~・・・の一日でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

伏見稲荷の名物「いなり煎餅(おみくじ入り)」うまい!~伏見区深草総/本家いなりや(伏見稲荷参道)

煎餅(せんべい)と一口に言っても、塩味の米菓系あられ系のものや、えびせんのようなデンプン系、そして今回紹介する甘味煎餅系のものと、多種多様にある。銘柄で言えば八つ橋やぬれ煎餅、炭酸煎餅などおみやげの定番から鹿煎餅みたいに非人間用メジャー製品まである。ちなみにうちのオフクロは、甘味系のみそ煎餅や瓦煎餅を開封後しばらく放置し水分を吸わせてフニフニに鳴ったモノを食するのが好きである。

R0011513
伏見稲荷大社といえば千本鳥居、朱のトンネルが続く

伏見稲荷大社」(京都市伏見区深草 JR稲荷または京阪伏見稲荷駅下車すぐといえばこの朱のトンネル「千本鳥居」が有名ですが、忘れちゃいけない「いなり煎餅」。駅から緩やかな参道沿いにおみやげ屋や飲食店がならぶ。そこに「総本家いなりや」がある。

Img_5220 Img_5218
伏見以内参道にある「いなりや」の店舗 店内では職人さんが煎餅を焼いている。いい香りだ

店内では職人さんが煎餅を焼いている。(上写真右)2本の棒の先に型があって挟んで熱している。型はおたふくやキツネ面、円型など複数。そして買ってきたのが下の写真「いなり煎餅(おみくじ入り)」 その名の通り煎餅すべてにおみくじが入っている。一袋でおみくじの内容がダブることがないのでヘンな手抜きはない。肝心の味も素朴だがかなりGOOD!そういえば「全菓博名誉金賞」とあるがダテではない。

Img_5223
総本家いなりや「いなり煎餅(おみくじいり)」 上の職人さんの写真にお神籤が写ってる

もっとも開封すぐは思ったより硬質だ。うちの80前のオフクロ様のように、お年寄りは少し湿らせるか細かく割った方が食べやすいだろう。なお参道にはこのほかに、太閤さんも愛でたという雀の照り焼きなども名物として販売されているのでグルメな方はぜひどうぞ。一回り大きいウズラも串焼きで売っている。

R0011521
京阪伏見稲荷前の土産物屋 左手の道を上がれば数分で伏見稲荷へ(雪)

煎餅とは直接関係ないが、京阪伏見稲荷駅のすぐ前にこんな土産物屋さんがあった。別にどうということはないが「ずっと昔からここで土産物屋を営んでます!」という感じのとがった三角のお店が何となく気になったのでついでにメモしておきました。

Photo:CANON Powershot G9, RICOH Caplio GX100 ※写真をクリックすると拡大表示します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

おまわりさんはどこへ行った・・・うち捨てられた古~い交番/奈良市半田横町

近鉄奈良駅から転害門を目指す途中で、古い交番を見つけた。屋根にある旭日章はケイサツですよね。新しいマンションを背景に、何か時代にうち捨てられたような建物です。これはケーカン不在ですが、後ろ左手のマンションはケーカン配慮ということでしょうか。屋根が瓦屋風です。酒蔵伏見の集合住宅にもあるパターンです。[ ※写真をクリックすると拡大表示します ]

Old_koban

この交番らしき建物の左手すぐにあるのが、明治41年に女子教員を育成することを目的として作られた奈良女子高等師範学校を前身とする奈良女子大学です。

Rimg1330 Rimg1331
レトロな守衛所が残る奈良女子大の正門 奈良女子大の記念館(重要文化財)

日曜日なので、おねいさんたちはあまり見かけません。この正門、なんともいえないデザインですね。 奈良市街地にあり手狭になった校舎の移転話が沸いてはOBの反対で立ち消えるそうですが、OBはともかくとして、今教育を受ける人には広く新しい新鋭キャンパスが良いのか、古い伝統をにじませる現キャンパスがよいのか意見の分かれるところでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

東大寺二月堂 雨だから良いこともある節分まめまき/奈良市

2008年の節分は朝から雪だった。家でじっとしてようかなぁとも思ったが、節分だから何か良いことあるかな・・・とまた奈良公園方面へ来た。 昼飯後にゆっくり出てきたので、この道標あたりで時刻は2時だ。節分行事見物としてはしっかり出遅れている。[ ※写真をクリックすると拡大表示します ]

Rimg1351
「左大仏、右二月堂」正面は東大寺大仏殿の大屋根。あと定番の鹿

「元興寺で火渡りやってるらしいがそっちの方が暖かいかな」などと思いながら二月堂方面へ坂を登る。ここで二月堂方面からぞろぞろ降りてくる人たち。2月堂方面のスピーカで「雨なので豆はまかずに配布しています。おひとり一つずつで」とアナウンスされている。おっ、まだ福が残ってるかも。

Img_5090
雨の2月堂に上がる人びとの列。堂正面で豆を配っているようだ。

早速上の写真の列に並ぶ。ピークは過ぎたのか、そんなに長くないしスムーズに流れる。堂に上がると、お坊さんや紫の装束をまとったボランティアみたいな方々。そのおばさんから豆と鈴の袋をいただく。・・・っと最後にミス奈良の笑顔が!あわててカメラは手ブレ、嗚呼。

Rimg1356x Img_5110x
ややっ!きれいなおねいさん。ミス奈良のお嬢さんだ。 中年のおばさんからもらった豆と鈴。
Rimg1353 Img_5094
豆をもらう列。ここは2月堂の上。正面:大仏殿の屋根。左正面は四月堂 四月堂の庭で見つけたモノ。二月堂といえば・・まさかこれは!

朝が雪で寒い雨になった節分の一日だったが、がんばって出かけてくると良いこともあるんだなぁ・・・と感じた。きっと普通に豆まきされてたら豆にありつけなかったことでしょう。よかったよかった。でもさすがに、6時から始まる春日大社の節分万燈籠まで待つことはできずに暖かいおうちへ帰宅の途に。

Photo:CANON Powershot G9, RICOH Caplio GX100 ※写真をクリックすると拡大表示します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

近鉄のハイキング「酒蔵みてある記」~矢田丘陵を越えて生駒の地酒山鶴蔵元(中本酒造)へ

近鉄電車大阪鶴橋駅のホームに立って電車を待っているとき、ホーム反対側にあるポスターに目がとまった。「酒蔵と史跡を訪ねるハイキング~酒蔵見みてある記」 ポスターには地酒25銘柄の商標(これが効くね!) ミゾレ混じりに夜のホームに急に陽が差した気がした。[ ※写真をクリックすると拡大表示します ]

Yamaduru
この日のハイキングは近鉄菜畑駅から生駒の山鶴(中本酒造店)酒蔵までの12km

「参加者は30人ぐらいかな」と思ってたら300人ぐらいはいるような雰囲気。一人3,000円ぐらい近鉄の営業に貢献すると売上90万円、経費は、広告宣伝でポスターとホムペ(25コース一括)。参加証を兼ねるA3地図のモノクロコピー数百枚。あとは下見、道標張り、引率数名の人件費、これはOB活用か? すると粗利はけっこう・・・ ああ、いやだ。そんなこと忘れて歩きましょう。

Rimg1273x
近鉄菜畑駅のホーム。菜畑駅は生駒駅からの支線一駅目。生駒駅からの乗客がどっと降りる。 竜田川のほとりで受け付け。といっても地図をもらうだけ。
Haikingu Rimg1290x
思い思いの歩速全くマイペースでみなさん進んでいく。 落ち葉で埋まる矢田丘陵の道

矢田丘陵を越えていくコースは一般向け12Km。要所には下の写真の様にわかりやすい道しるべが貼り付けてあるので安心。マイペースで進めばよいし周りの人とダベっても良いし気軽な雰囲気。※矢田丘陵は生駒山地と奈良盆地の間、標高300m程度のなだらかな丘陵

Img_5079x
地図を見なくてもこういった案内札が要所要所に。近鉄の引率の方も何名かおられる。
Rimg1288x Rimg1287x
左手に生駒市街、その向こうは生駒山の山麓。矢田丘陵を行く 尾根付近で雪が降りつける。でも緩やかな山道でからだはポカポカ
Rimg1292 Rimg1309
目的地!甘酒のサービス。ああショウガのあじがおいしい! 小さくてもフル工程そろった酒蔵。近代的で清潔だ。それに高い品質が保てるらしい。
Rimg1297x Rimg1310x
3種類のお酒を試飲。5回ぐらい並びたい気持ち やれやれ。酒蔵の社屋?の前で皆さん一休み。雪が降っている。

酒蔵だけ行けばいいや!ってヒトはショートカットして酒蔵直行でもよいのか?いえいえ、先頭引率者がゴールするまでは酒蔵の受付が始まりません。まあ、あわてずマイペースでいきましょうや。(って、70代ぐらいの快速ハイカー結構います!)

Photo:CANON Powershot G9, RICOH Caplio GX100 ※写真をクリックすると拡大表示します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »