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敵艦隊を紀淡海峡で封鎖せよ!要塞の島(2) ・・・ 友が島第二砲台(由良要塞)/和歌山市加太町・友が島

さて前回は友が島の中でもっとも小ぶりな第五砲台を紹介したが、今回はもっとも低い位置(船を横から狙う)友が島第二砲台を見てみよう。真夏なら海水浴場となるこのあたり(島の西部)、海岸を歩いてみるとレンガ塊がいくつも海岸に転がっている。その先に(↓下写真)海に突っ伏しているデカいコンクリートの塊が目に入る。[画像クリックで拡大表示します]

友が島第二砲台(由良要塞)
↓ただのがれきの山にしか見えないだろう。この友が島第二砲台は4つの砲座から成り、27センチカノン砲が各1門計4門配備されていた。でも海にひっくり返っている基台部などを含む右翼の第1,2砲座は戦後の爆破作業によってこのように崩壊し、潮に洗われるまま土へと帰る過程にある。
友が島第二砲台(由良要塞)
↓全体がどうなっていかが解らないと理解も進まない。↓下の写真が第二砲台を北向きに眺めたもので、砲座は水面に近い高さに真西(由良方向)を向いて建設されている。手前から半円形の囲いを持つ砲座が第4,3,2とあり、第2砲座あたりから海に崩れている。第2砲座のボルトが円形にならぶ砲床部が海の縁に見えている。右下端に観光客。[画像クリックで拡大表示]
友が島第二砲台(由良要塞)
↓海の瓦礫をよじ登って砲台内に侵入するとこんな様子↓。ヘルメットなしには、いやあっても結構危険かも。荒れるに任せ保全の措置はとられていないよう。この半地下通路の右上が砲座で、↓下写真左が弾薬置場、右がカマボコ型の弾薬庫(棲息掩蔽部)になっている。
友が島第二砲台(由良要塞)
↓これが弾薬置き場。27センチカノン砲は右の壁の上にある。(右手が海)
友が島第二砲台(由良要塞)
↓弾薬庫(棲息掩蔽部)で、天井に穴があり、弾薬をチェーンなどで垂直に上げることができたようだ。
友が島第二砲台(由良要塞)
↓弾薬庫(棲息掩蔽部)の中から(背中側が海)。内部もレンガ貼りだがしっくいの白い色がちょっと気持ち悪い。ここに15分も座っていたけど、今ここで東南海沖地震が来たら即下敷き、さらに津波で洗われ本ブログは廃墟になる・・・。
友が島第二砲台(由良要塞)
↓右翼の砲座下弾薬庫。奥のコンクリートで防御された壁が吹き飛び海が見えている。何時崩落するか解らない・・・入ってみる気はちょっとしない。
友が島第二砲台(由良要塞)
↓一番奥(山側)から海側(右翼砲座)方向を見る。砲座間にはこうしたラピュタ的空中階段があってかっこいい。手すりは付いていたんだろうか?
友が島第二砲台(由良要塞)
↓奥の階段を上がると第4砲座(最左翼)に出る。奥に円形のボルト列があるのがわかるだろうか。ここに27センチ砲が留められていたものと思われる。右のトンネルは隣の砲座に続き覗いてみると一直線海まで見える。[画像クリックで拡大表示]
友が島第二砲台(由良要塞)
↓砲座間のトンネル内。上部にチェーンかなんかが取り付けられ、下の穴が弾薬庫につながって、ここから砲弾などをつり上げていたのではないかと思われる。
友が島第二砲台(由良要塞)
↓外に出ると鉄条網で立ち入り禁止とある。そりゃそうだろう。
友が島第二砲台(由良要塞)
↓つか、通常のハイキングルートから入らないとこのカンバンを背中から見ることになる。鉄条網をよっこらしょとくぐる私をハイカーが怪訝そうに眺めていた。だって、このカンバン今見たんだもん。
友が島第二砲台(由良要塞)
↓友が島第二砲台の背中にある砲台の正門らしきもの。線がカーブして意匠的にかっこよいが資材搬入の出入りに合理的な形状とも言える。
友が島第二砲台(由良要塞)
↑友が島の要塞取材は二年ぶりになる。前回より崩落の度合いは目に見えて悪化しているわけではないものの、あらかじめ予想されたことではあるが「立ち入り禁止」が増えている。この後紹介する灯台脇の第一砲台や最大規模の第三砲台などメジャーなところほどその傾向が強い。立ち入り禁止札を増やすよりナントカ国有財産として整備できないものか・・・。

[画像クリック:拡大表示] PHOTO * PHOTO *Nikon D90 + AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VRほか (和歌山県加太町友が島 

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関西ひとり歩き~和歌山」カテゴリの記事

コメント

こんなスゲェところが和歌山にあったなんて知りませんでした。面白い。弾は落ちてませんでしたか?もっと詳しく調べてきてくださいよ。

でも、新聞ネタにはならないで下さいね

投稿: James | 2010/04/11 21:16

>Jamesはん
わっきゃーま、温泉とサファリパークだけじゃないっす。ワンダーランドです。日本の海峡には必ず要塞があるはず、あったはず。そういうところを巡ってみたいな-。

投稿: TAAさん | 2010/04/11 22:04

正に「こんなところにこんなもの」ですね。(?)
ずいぶん昔、壱岐、対馬に行った時、大規模なこんなヤツを見ましたが、あまり覚えてません・・・。
それより、元寇の合戦跡の方が印象的だったかな。
次回の和歌山レポートは打って変わって「潮騒」かな?
焚き火を越えてきなさい・・・意味不明??

投稿: naruto-hinata | 2010/04/11 22:22

もーね、タイトルからして気合いと意気込みと進軍ラッパがプププププーって盛り上がってんな~と思いつつスクロールさせれば上げも上げたり14枚!(^◇^;)
TAAさんをそこまで駆り立てたものは何なのか、考えると今夜俺は徹夜ですか?(笑)

>今ここで東南海沖地震が来たら即下敷き、さらに津波で洗われ本ブログは廃墟になる・・・。
廃墟化を阻止するために、ボクが日夜過去記事にコメつけて回りましょう。

>ラピュタ的空中階段
ほんと、ミョーにアートしてますよね@@

>ハイカーが怪訝そうに眺めていた。
立ち入り禁止の向こうから現れたコトよりも、そこで「このヒトは何をしてたんだ?」ってブキミに思ったんでしょうね。多分「死体を埋めに来た」とか思われてます。ゴシューショーさまですm(__)m

>立ち入り禁止札を増やすよりナントカ国有財産として整備できないものか・・・。
もっともです。余計な道路整備に使う金を回しやがれ。

投稿: テンペイ | 2010/04/11 22:45

>naruto-hinataさん
こんなところだから残った・・・と言えるかも。ここのメインはこれから掲載する島の頂上付近にある第三砲台。最大の28センチ砲8門装備の主力砲台ですよー。こうご期待!

投稿: TAAさん | 2010/04/11 23:14

>テンペイさん
あはは誰かの別所温泉にも迫る14枚もあげちゃったです。ちょっと廃墟マニア入ってるかも。あの島にゃ浮浪者もいないので物好きな観光客含めほとんどあの危険でお化けの出そうな構造物には近づかないんでしょうね。この後掲載予定の第三砲台なんか地下迷路みたいな真っ暗通路がたくさんあって、カメラの露出補助光を照らしながらその暗がりを進むと玉袋も縮み上がりぞくぞくするような緊張感が私を包むのです。あー、人喰いエイリアンの餌食になりたい( ̄▽ ̄)

投稿: TAAさん | 2010/04/11 23:25

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